いつか、貴女が言う様に　高い空を見上げて 夢を想う日が来るのだろうか。 それは　あまりにも遠すぎて、見当もつかない。 "いつか"というのは　永遠に来ない日を指すのだと、嘲笑う声が言う。 ―――――――――――――――――――――――――――― 　サイト開設初期に描いた絵（コレ）と同シリーズの人。 　こっちは、あれ（前の絵の）から約三世紀後。 　キャラはわんさか居て、ネタもごっそりあるのに、一向に描けそうもない。 　前のは、人為的に特殊能力を発現させた人間だったわけですが、こっちは、特異能力保持者の精神を人型生体機械（アンドロイドの様なもの）に移したもの。 　骨格や筋組織などは強化された素材を使っているが、構造は人と同じ。 　有機物。 　主に、任務途上で身体に重度の傷を負い、治癒不可能と判断され、かつ、本人が了承した場合のみ処置される。 　彼は、未だ実験段階だった２１年前に意識を移された人で、当時７才。 　初めての能力発現に体が耐えられず、意識不明、両親の了承の元、移植。 　MOシリーズ "Grace"の試験体四号となる。 　細かなバージョンアップはしているものの、当時からずっとこの体なわけで、外見２０代に７才の子どもが入ってて、自他共にかなり違和感があったと思われる。 　ちなみに、MOとはMaintenance of Order ――秩序の維持の意。 　Graceは、恩恵、天恵の意。 　王都秩序維持部隊をMO部隊と称し、属する強化人種をMOシリーズと呼ぶ。 　強化方法は様々で、その方法によってシリーズ名が変わる。 　現段階で、１７の強化方法が採用されている。 ＜＜　□　＞＞

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